社会人の勉強の仕方

社会での勉強

学校に通っていた時分には、勉強が嫌いで早く卒業したいと思っていた人も多いでしょう。
ただ、実際に学校を卒業し社会にでて少し時間が経つと、今度は勉強をしたいと感じることもよくある話です。
学校の勉強にはやる気が出ず、社会に出てから勉強をしたくなるのは、「勉強」が持っている実益というのが分かるためです。
知識を持っていることによって、仕事をする上で有利になることがあることが分かれば、自然とその勉強をしたくなるでしょう。

では、社会人が勉強する場合に注意すべき点について紹介します。
まず第一に、何を勉強するのかを考えることです。
勉強は実益を求めるものもあれば、ただ知識を得るためのものもあります。
社会で役立てたいと思うのであれば、実益のある勉強を選択する必要があるでしょう。

例えば仕事の現場で役に立つ資格の勉強というのが一つ挙げられます。
高ランクの簿記などは持っているだけで仕事の幅を広げる事ができる良い資格だと言えます。
また、MOS(マイクロオフィススペシャリスト)も、パソコンを使った仕事が多くなっている昨今では役立つ資格の一つです。
これらの取得を目指した勉強を一つの目標とするのが良いでしょう。

仕事になる資格を考える場合には、今の仕事をそのまま続けていくのか、あるいはそれらの資格を元にして転職まで視野にいれるのか考える必要があります。
今の職場では利用出来ないものの、転職をする際に役立ちそうな資格を選んで勉強をするのも良いでしょう。
また、仕事によってはステップアップのために勉強が必要な場合もあります。
例えば栄養士から管理栄養士資格の取得を目指したり、准看護師から正看護師へのキャリアアップを目指すという場合がこれにあたります。

趣味の勉強

仕事に活かせる勉強ではなく、自分の趣味として勉強をするのも勿論一つの選択肢です。
ただ、こちらの勉強というのは人それぞれ嗜好が違いますから、これを勉強すればOKというものがあるわけではありません。
自分がなにを勉強したいのか、ということを自分のなかで決める必要があります。
一つの趣味を見てみても、より勉強を深めて理解をするだけで、より楽しめることも少なくないでしょう。

仕事で時間を食われてしまってなかなか勉強に回せる時間がない、というのも確かなことです。
ただ、趣味をめざした勉強なのであれば、それ自体が娯楽の一つでもありますから、休みの日に勉強をするのも十分視野に入れてしまって良いでしょう。

さらに、既に持っている趣味の勉強をするだけではなく、今まで手を出したことがなかった分野の勉強をしてみるのも一つの方法です。
そうすることで、新しい視野が開け、今までにない知識を得られる可能性もあります。