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生活力のスキルをアップするには

社会人におけるスキル

社会に出ると、同僚や先輩と一緒に仕事をします。同じ目標を設定し、それに向かってそれぞれのもつスキルを出し合いながら企業の利益を維持・向上させていきます。

組織全体が連携し合いながら動くということは、それだけお互いの連絡や話し合いによって意思疎通を図っていく必要があります。そのような中で、相手とのミュニケーションを取れるよう最低限のスキルは必須。個人のスキルだけでは、業務の範囲や売り上げに限界があるため、企業は運営できません。

しかしながら、先輩や上司とのやり取りでなかなか思ったことを伝えられない、と悩みを抱えるビジネスマンも世の中にはたくさんいます。社会人として最低限必要なスキルを、社会に出てから学ぶ機会はありますが、スキルアップやキャリアアップを考えている人であれば、そうしたスキルは早めに習得しておきたいところ。

そこで、学生のうちにできる、社会人のスキルを学ぶ方法を紹介します。

一人暮らしの経験

相手との意思疎通を図るために、学生の段階で1人暮らしすることをおすすめします。小学校や中学校、高校のような社会の縮図といわれている教育機関でも、相手とのコミュニケーション能力を養うことはできますが、学校によっては、同じクラスメイトと一緒になる機会が多く、友だち同士間でのコミュニケーション能力までが学べる限界といえるでしょう。

大学生の場合では、様々な地域の人が1つの建物に集中するため、多様な価値観や今まで考えもしなかった視点に触れる機会は、たくさんあります。それは小学校から高校までのコミュニケーションレベルではなく、海外から留学してきた学生も含まれるため、交流できる規模はそれだけ大きくなります。

それは、相手と接する人数が多ければ多いほど、よりたくさんの考え方を吸収できるということ。

1人暮らしでは、困った時には解決方法を自分で見つける手段のほか、他人からアドバイスをもらうという方法があります。他人からのサポートを受けるためには、まず、相手と会話ができていなければなりませんので、自然にコミュニケーションの取り方を試行錯誤することになります。

また、1人暮らしでは、自分を律するための習慣をつける良い機会にもなります。例えば、自炊や洗濯、収入に合わせて1ヵ月にどれくらい支出してよいかなど、自分のすべての面倒をみなくてはいけません。寝坊すれば、食材がなければ、選択していなければすべて自己責任であり、誰にも責めることはできません。こうしたことから、自然に自分に責任力を身に付ける習慣になるといえます。

社会人は、コミュニケーション能力と同時に責任感が求められます。どのような仕事をしたか、業務は正確にできているか、リスクヘッジはできていたかなど、枚挙に暇がありません。

社会に出る前の段階で最低限のスキルを身に付けるために、1人暮らしの生活は自分を高める良いきっかけになるでしょう。